はてな広報ブログ

株式会社はてなの広報ブログです。ウェブサイト「はてな」の話題やイベント情報、サービス開発の裏話など多彩な情報をお伝えします。

『Hack For Japan』京都会場に参加しました #hack4jp

2011年3月19〜21日に、東北地方太平洋沖地震の被災者支援のためのサービスを開発するオンラインイベント『Hack For Japan』が開催されました。はてなでは賛同企業として開発に利用可能なAPI群を提供したほか、オフライン会場のひとつである京都会場には、代表の近藤(id:jkondo / [twitter:@jkondo])やCTOの田中(id:stanaka / [twitter:@stanaka])を始めとしたはてなチームも参加し震災支援プロジェクトのデモを発表いたしました。

京都会場には60名超、7チームが参加!

『Hack For Japan』は原則としてオンラインで開催されましたが、京都・岡山・福岡・徳島ではオフライン会場が設けられました。京都会場は、はてな創業の地でもある京都リサーチパーク(KRP)で開催され、Googleのスタッフの方も含め各地から50名を超える参加者が集まりました。

さらにイベント終了時には、オンライン会場であるGoogle Moderatorには537人から237アイディアと5,269の投票、またGoogle Waveには1,273件のコメントが集まったそうです。


創業時のはてなが入居していたKRP4号館で開催

プロジェクトはオンラインでも共有されました

はてなチームも参加、「はてな震災情報」を発表

チームに分かれて実際の開発作業を行う「ハッカソン」には、はてなチームも参加。代表の近藤、CTOの田中、またデザイナーの矢花(id:kyabana / [twitter:@kyabana])とエンジニアの浅野(id:ninjinkun / [twitter:@ninjinkun])が、震災支援サービスの開発を行いました。

はてなチームが開発・発表したのは、東北関東大震災に関する有益な情報を集めた「はてな震災情報」。はてなブックマークに集まる震災関連の情報を、「原子力発電を理解する」「地震を理解する」「ネット上での取り組み」など、あらかじめ設定されたトピックに対してユーザーが投稿することで、テレビや新聞で報じられないネットならではの情報が得られるサービスを発表いたしました。

ほか、各チームからは「炊き出し情報」「炊き出したん」「デマだったー」「5Goods」「地域ツイート」「ワンクリック救助検」「ペットファインダー」といったサービスが発表されました。



奥から時計回りに浅野、田中、矢花

浅野による発表。サービスコンセプトは「東北関東大震災に関する、テレビや新聞で報じられないネットならではの有益な情報」を提供すること

はてなCTOからエンジニアへのメッセージ

『Hack For Japan』はこれで終わるものではなく、この3日間のイベントをスターティングポイントとして、継続的に開催されていく予定です。

最後に、はてなCTOの田中より『Hack For Japan』にかけるメッセージをご紹介させていただきます。

『Hack For Japan』の取り組みについて聞いたのは先週の土曜だったのですが、その場ではてなとして賛同することに決めました。今回のハッカソンイベントへの参加やAPIの提供など、ネット企業としてできる限りの協力をしていきます。


『Hack For Japan』の今後の取り組みについては、以下の公式ページをご覧ください。

Hack For Japan



『Hack For Japan』の旗振り役となった、Google 及川卓也氏([twitter:@takoratta])

VPSやミラーサーバで技術協力した、さくらインターネット 田中邦裕氏([twitter:@kunihirotanaka])

総評で「これは新しいボランティアの形」とコメントする近藤

(山田聖裕 id:kiyohero [twitter:@kiyohero] / 取材のお問い合わせは hatenapr@hatena.ne.jp まで)