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ネイティブ並みの表現も?ウェブを使って生きた英文を作成する方法



自動翻訳のサービスもよくなってきたとはいえ、英文を読む時には許容できても、誰かに宛てて文章を書く時には訳文をそのまま使うわけにはいきません。誰かに直してもらいたいけれど「助けてくれる人がまわりにいない」「翻訳会社に頼むほどフォーマルなものではないし、料金も心配」そんな悩みも少なくないと思います。

でも、ウェブの力を借りれば大丈夫。かなりよい英文が書けてしまうのです。今回は、「ネイティブの手を借りて英文を作成できるサービス」「ウェブ上の文章を使って英文を作成するテクニック」のふたつに分けて、ウェブを使って生きた英文を書く方法を紹介していきたいと思います。

■ ネイティブの手を借りて英文を書こう

日本国内でも利用者が増えつつあるTwitterですが、Twitterを通じて短い英文を訳してもらえる"140Trans"というサービスがあります。

140trans by Conyac (@140trans) | Twitter
Twitterで翻訳依頼できる「140Trans」--140字以内の翻訳結果が無料で - CNET Japan

利用方法はとても簡単で、"@140trans"に、翻訳元と翻訳先の言語、訳したい文章を続けてTwitterに投稿するだけです。数分もすると投稿したTwitter IDに対して、訳された英文が返ってきます。CNET Japanの紹介記事ではAppleの決算に関する記事の一部の英日訳を依頼したところ、数分後に訳文の返信があったとのこと。筆者もメールに書く短い表現に迷った時などに140Transを利用しますが、日本語から英語の翻訳でも数分程度で訳してもらえ、日常の短い英文作成には十分と言えそうです。ただ、一日の利用回数に上限があるようで、少し注意が必要です。

「もう少し長い英文を作成したい」という時には、相互添削サービスの草分け"Lang-8"も心強い味方になります。

http://lang-8.com/

Lang-8では学習したい言語で日記を書くと、その言語を母国語とするユーザーが日記を添削してくれます。添削してもらうまでに少し時間がかかってしまうこともありますが、添削と共に、親身なコメントがついたり、フレンドリクエストをもらったりと国際交流も楽しめるのはLang-8ならではではないでしょうか。添削してもらったら、日本語の勉強をしている方のお手伝も忘れずに!

■ ウェブ上の文章を使って英文を書こう

ネイティブの手を借りて英文を作成できるサービスも便利なのですが、「すぐに英文を作成しないといけない」「専門分野の特殊な英文を書かなければいけない」そんな時にはウェブ上で大量に公開されている文章を利用する方法が有効です。このテクニックの詳細を紹介した書籍があり、ブックマークを集めています。

Google 英文ライティング: 英語がどんどん書けるようになる本

Google 英文ライティング: 英語がどんどん書けるようになる本

  • 作者:遠田和子
  • 出版社/メーカー: 講談社インターナショナル
  • 発売日: 2009/12/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

具体的には、ワイルドカードやアスタリスクを使ったGoogleの検索テクニックで、自分で書いた表現がどの程度ウェブ上の文書の中に存在するかヒット件数を見ながら、英文を構成していくというものです。「本を手に取る前にもう少し詳しく知りたい…」という方は以下のエントリーをどうぞ。前述の書籍の中で紹介されているテクニックがコンパクトにまとまっています。

グーグルでコーパス検索!「Google 英文ライティング」

筆者は個々の検索テクニックについては知っていたのですが、特に一冊目の『Google英文ライティング』を手にとって読んでみると、目から鱗が。一度「英文作成テクニックのためのGoogle検索テクニック」を頭に入れておくと、英文作成にもウェブ検索テクニックを活用して、以前よりもよい英文を書けるようになるようです。これら書籍で紹介されているテクニックはウェブサイトにも点在して掲載されているのですが、書籍を手にとって一度全体像を俯瞰すると効果てきめん、おすすめです。

■ おわりに

ウェブを使った英文作成について紹介してきましたがいかがだったでしょうか。グローバル化の中で、ビジネスシーンでも、普段のコミュニケーションでも、英語を使うこと場面は増えてきています。そんな時にネイティブの力を借りられるサービスや、ネット上で公開されている文書を利用して英文を構成するテクニックを知っておくと、焦らず本来伝えたかった内容に集中できそうです。また、Lang-8のようなサービスで楽しみながら学べるのもグローバルなウェブ時代のよいところですよね。ぜひ、ウェブの恩恵を感じつつ、時に楽しみながら英文作成に取り組んでみてください!


The Photo is by kvanhorn.

文: イノアキ

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